マイホームについて、書きたいと思います。
実は、私自身マイホームが欲しいと思った事がありました。
結婚した当初に、妻から賃貸ではなくて、一軒家が良いと言われ、
「少し考えさせて」と言った事があります。
分譲地のチラシを見たり、一軒家に住んでいる人に話を聞いたりしました。
35年のローン組むなら若いうちかなとか色々考えました。
でも、義理母から「焦らなくていいですよ」と言われ少し冷静になりました。
新築一戸建てを検討すると、田舎だと土地代から建物を含めて
3000万超えて掛かかります。
お金がないから借金をして買うのですが、
借金をすることさえも簡単に考えていました。
ですが、お金に関する本を読み進めるうちに、あれ、マイホームっているの??
何千万の借金の利息ってすごいなと気づきました。
結果的に、妻と相談して今のところ2つ考えています
・60歳まで賃貸に住み、老後に小さいマイホームを中古で購入するか
・老後は実家をリフォームして住むか
どちらかに落ち着きました。
それまでは、倹約に励み、金融資産を蓄えるようにしています。
前置きが長くなりましたが、マイホームやマンションを欲しいなって思った時に、お金の勉強をした人って少ないじゃないのかと思います。
お金の勉強をしてから、それでも借金をしてマイホームを建てたいのであれば、
それもいいと思います。
住宅ローンを組む前に考えた方が良い事
1 利息について理解する
2 長期のローンが払えるのか
3 離婚は絶対ないのか
4 住宅メーカーの言葉に騙されていないか
5 感情で家を買ってはいないか
ここからはより詳しく述べていきます。
1 利息について理解する
例えば、3000万円を35年ローンで借りた場合の利息はどのぐらい
になるか知っていますか?
0.8%の利息だったら (35年ローンなので利息に35乗します)
1.008^35=1.321倍
(総返済額)
3,000万円×1.321倍=3,963万円
(差額)
3,963万円-3,000万円=963万円
※利息だけで963万円になります!
1%の利息だったら
1.01^35=1.416倍
(総返済額)
3,000万円×1.416倍=4,248万円
(差額)
4,248万円-3,000万円=1,248万円
※利息だけで1,248万円になります!
借りたのは3000万円なのに利息を含めた総返済額が多いと思いませんか?!
利息が1%だとしても35年の利息を舐めてはいけません
2 長期のローンが払えるのか
自分が働いている会社が今後35年存続する可能性はありますか?
仮に35歳からローンを組んだとして完済する年齢が70歳になります。
60歳過ぎても同じ給料が貰えると思いますか?
また、65歳過ぎても現在と同じ収入が貰える保証はありますか?
35年もの間に子供が増えたり、大学に進学したりと色々なイベントがあります。
人生の後半でお金の出費が増えていきます。
また、金利を変動金利にする場合に、今後金利が上がったりしたら毎月の支払額が
増える可能性があります。
35年という長い年月は何が起こるか分かりません。
3 離婚は絶対ないのか
いまや、3組に1組が離婚する時代です。
私の妻の友人も1組離婚しました。
住宅ローンなど無かったから良かったのですが、
もし、住宅ローンがあったら今でも揉めているでしょう。
月々の返済額が多くてペアローンを組んだ方は特に要注意です。
ペアローンは離婚しても返済が終わるまで永遠に続きます。
夫婦は所詮他人同士です。分かり合えない所が必ず存在します。
本当に現在のパートナーと離婚しないと言い切れますか??
5 住宅メーカーの言葉に騙されていないか
住宅メーカーは己の利益がある事しか言いません。
住宅展示場に見学にいった際の売り文句は
「今の家賃だったら家買えますよ」
と言われるでしょう。
でも、絶対そんな事はありえません。
例えば、現在6万円の家賃を払っていて、毎月の6万円の返済で済んだとしましょう。
その他にもマイホームだと、毎年の固定資産税、火災保険料等の支払いがあります。
それに、毎月6万円の返済だとしたら、
金利1%で35年ローンだとしても1,800万円しか借りれません。
( 1%の利息だったら 1.01^35=1.416倍)
1,800万×1.416倍=2,548万円
(35年で完済する場合)
2,548万円÷35年=72万8千円
(1年間12回で払うので)
72万8千円÷12回=6万6百円(毎月支払)
このようにシュミレーションして
月々の家賃で払えるかのように言っているだけです。
6 感情で家を買ってはいないか
日本人の多くは新しい物が好きですよね。
新しい物でなければいけませんか??
家は新築が良いと思い分譲地やマンションを買って住むため、
中古住宅が中々売れません。
「新しい家に住みたい」と思うのは感情ですよね。
新しいのは最初だけです。20年も30年も住んでいけば古くなります。
中古住宅等であれば、新築よりも安く買えますし、
リフォームすれば土地代は掛かりません。
海外であれば、古き良き家をリフォームして長く住む事が主流です。
親が残してくれる土地や家などがあるのであれば、
活用した方が良いと私は思います。
結婚したら、マイホームを買う、大きい車を買う、
これは昭和の考え方です。
昭和の時代と違って、円安による商品の物価高、増税による物価の上昇
等が違います。
それなのに、35年ローンを組んで家を買う事は、今の時代にあっているの
でしょうか?
35年のローンではなく、60歳まで賃貸に住む等の考え方でも
いいのではないのでしょうか?
現在は令和の時代なので、考え方を変えた方が良いと私は思います。
住宅ローンの事であれば、漫画でわかりやすく書いている本があるので
こちちをお勧めします。
誰も教えてくれないお金の話 著者 うだひろえ
住宅ローンや保険、節約などお金の話がたくさん掛かれてます。
当ブログの情報で、不利益は生じたとしても管理人は責任を負いかねます。