あたなは複利について理解していますか?投資において複利の効果は恐ろしいものがあります。今回は複利の効果について分かりやすく解説します!
管理人のキシライスです。
投資を始める前に複利について理解しておく必要があります。
当然知っているよ、と思う人もいるかもしれませんが復習の意味をかねて
読んで頂ければと思います。
1複利とは?
まずは複利につてい解説します。
複利とは利息を元本に入れて計算します。
例えば、100万円を5%の利回りで運用すると以下のようになります。
最初の1年目は100万円の5%なので 5万円増えて合計105万円
2年目は105万円の5%なので 5万2500円増えて合計110万2500円
3年目は110万2500円の5%なので 5万5125円増えて合計115万7625円
同様に30年後だとすると
30年後は411万6136円の5%なので 20万5806円増えて合計432万1942円
になります。
数字だけでは分かりにくいのでグラフにしてみましょう!
20,30年と経つにつれて合計金額が増えていくのが分かります。
これが複利の効果です!!
2単利とは?
次に単利について解説します。
単利は利息を元本に入れて計算しません。
例えば、100万円を5%の利回りで運用すると以下のようになります。
最初の1年目は100万円の5%なので 5万円増えて合計105万円
2年目は100万円の5%なので 5万円増えて合計110万円
3年目は100万円の5%なので 5万円増えて合計115万円
同様に30年後だとすると
30年後は100万円の5%なので 5万円増えて 合計250万円になります。
こちらもグラフにしてみます!

グラフからも分かるように、単利の場合だと一定の金額のみ増えることになります。
3単利と複利を比較
複利と単利のグラフを比較するとこのようになります。
どちらも元本100万円を5%の利回りで運用した場合です。

10年だと差はないように思いますが、20年経つと差が大きくなり、30年経つと
差がかなり広がります。
金額にすると181万1942円の差額になります。
株式に長期投資を行うと複利の効果で資産が増えることがグラフからも理解できます。
このように複利はプラスの方向にも作用しますが、マイナスの方向にも作用します。
ここに気づかず長期の住宅ローンを払う人が多いと思います。
つぎの章で詳しく解説します。
4複利はマイナスにも作用する
複利はマイナスの方向にも作用します。
つまり、借金にも利息があるかと思いますが、長く借りれば借りるほど利息が膨らみ返済する金額が大きくなります。
仮に3000万の借り入れを行い固定金利1%の利息で元利均等返済で返済するとしましょう。35年の長期住宅ローンを組んだとします。
最初の1年目は3千万円の1%なので利息が30万円 総返済額3千30万円
次の2年目は3千30万円の1%なので利息が30万3千円 総返済額3千60万3千円
同様に35年後は42,077,310円の1%なので利息が420,773円 総返済額42,498,083円となります。
これをグラフで見てみましょう!
35年も経つとどんどん総返済額が膨らんでいくのが分かるかと思います。
3000万借り入れの予定ですが、合計返済額が42,498,083円です!
合計返済額から当初の借り入れ予定額を引くと12,498,083円になり、これだけの差額を支払うことになります。
このお金もったいなくないですか?
この差額分で高級車が買えますよね?海外旅行もいっぱいいきますよね?
複利はマイナス方向にも作用するからこそ、35年もローンを組んではいけないと思います。
利息が3000万の1%とだから大丈夫と思うかもれませんが、35年も経つと複利の効果で合計返済額が増えることを忘れはいけません。
複利はプラス方向で作用する時は資産が増えて嬉しいのですが、マイナスの方向だと恐ろしいことになります。
管理人は借金は安易にしない方がいいと思います。
5まとめ
投資において複利の効果を理解することは重要である。
長期投資を行い複利の効果を発揮しましょう。
複利はマイナス方向にも作用し、合計返済額が増えます。
借金をする際には特に注意しましょう。